数値や文字の比較によって分岐する処理は、pythonでよく使います。その際に活躍するのが、比較演算子です。
ここでは、比較演算子の意味と使い方を解説します。
比較演算子の種類と使い方
比較演算子の種類
比較演算子 | 意味 |
---|---|
a < b | a は b よりも小さい |
a <= b | a は b と等しいか小さい |
a > b | a は b よりも大きい |
a >= b | a は b よりも小さい |
a != b | a と b が等しくない |
a == b | a と b が等しい |
a in b | a という要素が b に存在する |
a not in b | a という要素が b に存在しない |
比較演算子の使い方
数値の比較
REPLを使って数値の比較をしてみましょう。
>>> 5==5
>>> True
>>> 5==1
>>> False
>>> 5 == 5.0
>>> True
>>> 5 == 2.5 + 2.5
>>> True
数値の比較は整数同士はもちろん、整数と浮動小数点の比較も行えます。
整数の5と浮動小数点の5.0が数値として等しい場合は、Trueを返します。
文字列の比較
>>> 'umaibou' == 'umaibou'
>>> True
>>> 'umaibou' == 'bouumai’
>>> False
>>>’UMAIBOU’ == ‘umaibou'
>>> False
文字列の比較は、文字の値を比較します。大文字・小文字は区別され文字が同一であっても
片方が大文字、もう一方が小文字の場合はFalseを返します。
(大文字小文字を区別しないで比較したい場合は、正規表現(re)モジュールを利用します。詳しくは後ほど)
「umaibou」は「うまい棒」で美味しそうですが、「bouumai」は「棒うまい」で年齢に応じて意味が変わります。
詳しくは解説しません。
in演算子を使用した比較方法
>>> 'umaibou'in ['umaibou', 'surumeika', 'flisk'])
True
>>> 'umaibou'in ['gumi', 'surumeika', 'flisk'])
False
指定した要素が含まれるかどうかを調べる際にin演算子を用います。in演算子は要素が含まれる場合は「True」を返します。
ちなみにnot in 演算子は、その逆で要素が含まれない場合に「True」を返します。