SEOにおいて最も重要な取り組みを1つだけ上げろと言われたら、僕は迷わず「キーワード選定」と答えます。
ちなみにキーワード選定とは、検索結果で上位に表示したいキーワードの選び方です。
「コンテンツイズキング」がどこでも言われている昨今、サイトにとってコンテンツが最も重要である時代となっています。
全くもってその通りですが「良質なコンテンツ=アクセス数増大」ではありません。
どんなに内容が素晴らしくても、検索してくるキーワードを意識せずにコンテンツを作ったらユーザーに見つけてもらえません。
キーワード選定せずに、記事を量産しても目隠しで富士山登頂を目指す位の無理ゲーです。
「キーワード選定なしに記事は書くのはNG!」です。
ここでは、SEOに役立つキーワードリサーチのコツや、ツールを用いた調査の方法を解説します。
キーワード選定
キーワード選定を行う事は、後の集客に役立ちます。
更にどんな記事を量産すれば良いのかが分かるため、ロードマップとしても
使うことが出来てサイト運営の継続性にも貢献します。
それではキーワード選定の方法を作業フロー順に解説します。
調査・リサーチ対象となるキーワードの候補を洗い出す
ご自身のサイトが獲得を目指すキーワードをリサーチするためには、まず調査の対象となるキーワードを洗い出しましょう。
調査対象となるキーワードのリサーチ方法
あなたが、「子ども向けにオンラインのプログラミングスクール」を運営し、サイトからの集客を目指してるとします。
自分のサイトが獲得を目指すユーザーが使用するであろうキーワードをリサーチします。
ユーザー目線でキーワードをリサーチ
自分目線で考えず、必ずユーザー目線になって考えてください。
例えば、あなたが不動産屋さんで、住宅の買取サイトを運営しているとします。
もちろん「買取」という言葉は一般化しているので、検索キーワードで使われる事が多いのですが、 立場の違いを意識しユーザー目線で考えないと「売却」というキーワードは出てきません。
他の人に聞いてみる
自分自身で考える事に限界を感じたら、人の力を借りましょう。
友達や知り合いに調査対象になるキーワードの考案をお願いするのも効果的です。
違う考えが集まれば集まるほど、自分一人では見落としてしまう新たな気づきに繋がります。
友達に頼む事が苦手な方も安心してください。
世の中には便利なツールがあり、あなたをサポートしてくれます。
ユーザーのニーズを調べるサジェストキーワードツール
例えば、Googleの検索窓に「プログラミング」と入力すると、「プログラミング」と一緒に検索される可能性があるキーワード候補が表示されます。
この表示されたキーワードを「サジェストキーワード」と呼びます。
「suggest」は「提案する」とか「連想させる」という意味で、「サジェストキーワード」は一般的に「予測変換」・「予測表示」とか呼ばれています。
このブログでは、英語が元になっている専門用語をなるべく日本語に訳して説明しています。
その理由は、言葉の意味を何となくの雰囲気で理解した気になると、正しく理解できないだけでなく、記憶から抜け落ちるのが早いからです。
記憶する・忘れないための大原則
このため、記憶する、忘れないようにするには、この「結びつき」を作り、維持する、さらには強くすればいいわけです。
「結びつき」ですから、新しい情報・知識は、すでにある記憶と結びつける、つまり関連付けることが必須となります。
「サジェストキーワード=予測変換」と日本語の意味と結び付けておけば記憶力は高まります。
Googleの「サジェストキーワード」は、単なる候補の羅列ではありません。
Googleで検索したユーザーの情報をもとに、キーワードの検索頻度や、話題となったキーワードなどをもとに、関連するキーワードが表示される仕組みです。
「サジェストキーワード」を収集するために、毎回Googleの検索窓にキーワードを入力し取得するのは面倒ですよね。
そこで登場するが、Googleとbingの「サジェストキーワード」を一括収集する「goodkeyword」です。
good-keywordの使い方
まずは、goodkeywordサイトにアクセスし、赤枠にキーワードを入力し検索します。
今回は、プログラミングと入力しています。
検索結果に「サジェストキーワード」が大量に表示されていますので、右下の赤枠(表示されたキーワードをすべてコピー)のキーワードをコピペしましょう。
取得されたキーワードの中に「プログラミング教室」がありましたので同様に検索してみます。
大量にサジェストキーワードが取得できました。これを繰り返せば調査対象となるキーワードの洗い出しができます。
ツールを活用してキーワードを調査する
調査対象となるキーワードのリサーチが完了しましたら、ツールを活用してキーワードの検索数や競合性を調査します。
キーワードの調査で一番活用しやすのが、キーワードプランナー(Google)です。
キーワードプランナーは本来、Google広告で広告を出稿する広告主に向けたツールですが、候補となるキーワードや検索数・競合性まで教えてくれる優れものですのでSEO用のツールとして活用できます。
キーワードプランナー(Google)で調査する。
Google広告にログイン後、キーワードプランナーに遷移して、「新しいキーワードを見つける」をクリックします。
ここでは、「プログラミング 子供」を入力します。
すると「プログラミング 子供」のキーワードのみならず関連するキーワード候補やその月間平均検索ボリュームと競合性の情報を提供してくれます。
このキーワード候補を後ほど、エクセスにて整理しますので、右上の「キーワード候補をダウンロード」ボタンをクリックしcsvでダウンロードしましょう。
キーワードプランナーはGoogle広告を利用しないと正確に検索数を出せません。
かつては広告を利用しなくても正確な「月間平均検索ボリューム」を提供していましたが、現在はGoogle広告を利用しないと正確な「月間平均検索ボリューム」が表示されません。
0〜100はまだ良いですが、100〜1000や1000〜1万は流石に開きがあり正確性に欠けます。
目安としては機能しますが、正確に知りたい場合は、少額でも良いのでGoogle広告を利用すれば解決します。
費用をかけずに調査する方法
もちろん費用をかけずに調査する方法もありますが、作業効率はガクンと落ちます。
Ubersuggest
Ubersuggestサイトに移動し、検索枠に調査したいキーワードを入力すると「月間平均検索ボリューム」や競合性と競合性が確認できます。
Ubersuggestは、キーワードプランナーと同様に「月間平均検索ボリューム」や競合性を調査する事ができます。
競合性の見方としては、SEO難易度欄(赤枠)の数値で確認できます。
100までの数値で記載されており、数値が多さで難易度を表します。
有料難易度欄(青枠)の数値が高く、SEO難易度欄(赤枠)の数値が低い場合、
そのキーワードは集客できるが競合性が少なく上位表示が容易なので狙い目のキーワードとなります。
Ubersuggestは「月間平均検索ボリューム」も競合性の数値も正しく重宝していますが、キーワードプランナーほどキーワード候補を取得出来ないのがデメリットです。
aramakijake
aramakijakeサイトに移動し、キーワードを入力欄に記入してチェックボタンを押します。
上図のように「月間平均検索ボリューム」が取得出来ます。
紹介しておいてなんですが、このツールはあまりオススメできません。
理由としては、キーワード候補と競合性の取得が出来ないだけでなく、「月間平均検索ボリューム」もかなりズレがあるためです。
取得したキーワードを整理し対象となるキーワード候補を洗い出す
先ほど取得したキーワードをジャンル別に整理して行きます。
Excelやスプレッドシートで整理しても良いですし、マインドマップを使った整理でも構いません。
結構な数を取得出来ていると思いますので、整理には時間と根気が必要です。
対象となるキーワードを確定し想定ユーザーと記事内容を考える
キーワードの整理が完了したら、対象となるキーワードを確定し、記事内容を考えて行きましょう。
基本的には、検索ボリュームが1,000件以上と多く、競合性が高いキーワードは上位表示の実現にはかなりの労力と時間が必要です。
最初の段階では、比較的上位表示を狙いやすい2語以上のミドルキーワードやロングテールキーワードを中心にしたキーワードで勝負する事をオススメします。