Googleアルゴリズム:5つのアップデートや技術を紹介

  • 2019.09.10
  • (更新日:2020.03.08)
  • seo
Googleアルゴリズム:5つのアップデートや技術を紹介

Googleのアルゴリズムには、ユーザーにとって必要な情報を届ける為に、様々なアップデートや技術を導入しています。

Google:アップデートや技術

  • パンダアップデート
  • ペンギンアップデート
  • ハミングバード
  • ベニスアップデート
  • パーソナライズド検索

日本における検索エンジンのシェアでGoogleおよびGoogleの検索システムを採用したYahooの合算シェアは95%以上であると以前お話したかと思います。

(→SEO対策はGoogle対策である!

ここでは、Googleアルゴリズムの解説や技術を凄さをお話しますが、同時になぜ「コンテンツSEO」が必要であるのかが理解できると思います。

Googleの技術①:パンダアップデート

パンダアップデートとは、高品質なコンテンツを持つサイトをより高く評価し、低品質なコンテンツが検索結果に出ないようにする技術です。

なぜパンダアップデートは導入されたのか?

2011年以前のSEOでは、とにかく規模さえあれば中身がスカスカでも上位表示できる「コンテンツ・ファーム」の構築が主流でした。

これにより検索結果上位の多くが、ユーザーが求める情報とはかけ離れた価値のない結果が表示されていました。

この状態が続けばユーザーの満足度低下を引き起こすと考えたGoogleが打開策として導入したのが「パンダアップデート」です。

このアップデートにより「コンテンツ・ファーム」のような中身がスカスカの低品質なコンテンツを検索結果から除外することで、結果としてユーザーが知りたい情報を掲載した質の高いコンテンツが上位表示されるようになりました。

低品質コンテンツをもっと詳しく

低品質コンテンツとは「知りたい・解決したい」という検索ユーザーの要求・期待に応えていないコンテンツの事です。

具体的には以下のようなコンテンツを指します。

  • 独自性がない
  • 他サイトと類似あるいは完全に同じ内容のコンテンツ
  • 中身が薄っぺらい
  • コンテンツの多くが広告だらけで独自のコンテンツがない
  • 同じような記事だらけ(重複コンテンツ)

パンダアップデートへの対応方法とは?

ここまで読んで頂ければ対応方法は超簡単です。

「ユーザーに有益なオリジナルの記事を書く」のみです。

いわゆる「コンテンツマーケティング」の実践をすれば良いのです。

Googleの技術②:ペンギンアップデート

ペンギンアップデートとは、スパム(Googleの品質ガイドラインに違反したseo手法)を行なっているサイトの検索順位を下げる技術です。

特にリンクの質に関しての見直しが中心のアップデートと言えます。

なぜペンギンアップデートは導入されたのか?

導入以前は、低品質なサイトでも、リンク本数が多ければ上位表示されていてユーザーが求める情報が入手しづらい状態でした。

(パンダアップデート導入以前と同様ですね。)

そこでGoogleはGoogleの品質ガイドラインに違反したSEO手法(ブラックハットseo)を用いたサイトの評価を下げるペンギンアップデートを導入し、特に低品質なリンクを受けているサイトの順位を大幅に下げる事で質の高い情報をユーザーが入手できるよう改善しました。

ちなみにパンダアップデートとペンギンアップデートの違いをざっくり言うと、前者はコンテンツ評価の見直しであり、後者はリンク評価の見直しと考えてOKです。

Googleの技術③:ハミングバード

ハミングバードとは、より早く精度の高い検索結果を提供することを目的としたアルゴリズムで検索されているキーワードに対してではなく、検索者の検索意図に対して応えて結果を返す技術です。

例えば、「日本一長い川」を検索する時、ハミングバード導入以前は、「日本一長い川」のキーワードを記載したサイトを順番に表示していましたが、ハミングバード導入後はサイトへのリンクではなく、日本の長い川を検索結果の上部に順番に表示してます。

このアップデートは2013年頃に導入されたのですが、当時の私は衝撃を受けた事を昨日の事のように覚えています。

だってこの技術は検索キーワードをユーザーからの質問と捉えて「質問」の背景や文脈を理解して最適な「答え」を返すんですよ。

悲しいけど、私の息子(5歳)よりも賢い・・・

Googleの技術④:ベニスアップデート

ベニスアップデートとは、地域や場所を含まない検索キーワードだったとしても、検索した地域や場所の情報から、その近くにある施設などを上位表示するアルゴリズムです。

2つの異なる地域で「喫茶店」で検索した場合

  • 北海道札幌市のユーザー→札幌市の「喫茶店」を検索結果に表示
  • 東京都港区のユーザー →港区の「喫茶店」を検索結果に表示

Googleの技術⑤:パーソナライズド検索

パーソナライズド検索は、ユーザーの所在地や過去に検索したキーワードや過去に訪問したサイトなどをユーザー毎にカスタイズする機能です。

現在は、ユーザーの所在地や直近の検索内容くらいがパーソナライズド検索で利用されており、以前ほど検索時においてパーソナライズド検索の影響は減っては来ています。

シークレットモードの影響を受けないように検索する為には、Chromeのシークレットモードを使えば解決します。

参考:本当の順位を知るためにChromeはシークレットモードで検索しよう

まとめ

Google検索の技術的進歩の全ては、「ユーザーにとって必要な情報を届ける」ことであるとお感じになったかと思います。

大変ですけど、とにかく良質なコンテンツの制作が遠いようで一番近道となるGoogle対策と言えるのではないでしょうか。

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